方向感の乏しい展開

日本の異次元ともとれる金融緩和、そしてアメリカの株高、QE3の早期縮小観測等様々な要因がありドルを買う材料は豊富であるが上値は重い。

 

このところの新興国からの資金流出観測もあり、消去法としてドルが買い戻されるものの、98円台から99円台までの動きにとどまり、下落懸念は強いようである。その中でもユーロは少しずつであるが買われており131円台まで到達しました。同様にスイスフランも106円を超えてきました。スイスフランの対ユーロレートは1.2353付近で推移しています。2年前にスイス中銀がユーロスイスフランの最低基準レートを1.2000に設定すると発表し、実質無制限介入を実施しているだけに、ユーロレートにも注視する必要があります。最も現レートではユーロが127円台まで急落する可能性は低いと思われる為、当面ユーロも落ち着いた動きとなりそうである。

 

USD/JPYの動きだが今週は一度くらいは99円台にのせる場面も見られそうであるが、98円台後半での動きが中心となりそうである。98円台前半まで下落する場面があれば拾ってみたいと思います。