QE3の行方

先週予想に反して、バーナンキ議長のQE3の早期縮小を示唆する内容が発表され、市場は素直にドル買いで反応しました。大半のアナリスト達も今年9月迄には縮小に向かうとの見方をしているようだが、現在アメリカの失業率は依然として7%台半ばの水準であり、7%程度まで低下しない限り難しいのではないだろうかと思います。その割には株価は高値圏で推移しており、株価を冷やすためのアナウンスだったのではないかと考えています。

 

雇用なき株価の上昇にブレーキをかけるという真意があると私自身は考えています。今週はQE3の早期縮小観測を材料に大きくドル売りとはならない展開となりそうであるが、下値は96.10円程度までの下落の可能性はありそうです。

 

日本時間で天井をつけその後ズルズル下落するという動きには注意が必要である。本日の想定レンジUSD/JPYは97.70~98.40円程度までと考えています。