週足は陰線引け濃厚

今週もドル売りの流れは止まりませんでした。6月10日時点で93円台までの下落を予測していましたが、昨日93円台まで下落が進みました。幸い93.60を下回る事はありませんでしたが、まだまだドル売り意欲は強いようである。現在は95円を挟んでもみあいとなっていますが、日に日に上値は重く下値は軽くなっている印象です。

 

諸説あると思うが世界最大の消費国であるアメリカに対して、各国は様々な商品をアメリカに輸出しており、その決済としてドルが使われている為、それを自国に戻す際には大量のドル売りが発生します。従って日々恒常的にドル売り圧力にさらされる為、これを上回るドル買い、即ちアメリカへの投資が活発に行われない場合は緩やかな円高が進行してしまいます。雰囲気だけで日本株の上昇や円安が進行しましたが、今後は実力に見合う動きになりそうです。

 

来週の下値の目途はやはり94.20円近辺までとなりそうであり、上値は月末までに97.50円程度までの上昇が限界ではないだろうかと思います。本日はまず95円台を維持できるかに注視していきたい。本日のUSD/JPYの想定レンジは94.75~95.35円近辺までと予想します。