ドル売り継続か?

ドル売りが止まらない、、、USD/JPYは今日一時95円台まで円高が進行しました。97.50円程度までの下落は想定していましたが、ここまでドル売りが進むとは予測できませんでした。ここまでくると次の目途は4月の日銀金融緩和策前の水準という事になります。93~94円台で推移していたが、その後急進し一気に96円台をつけたのは記憶に新しいところであるが、96円台を維持できなければ一気にドル売りが進む展開となりそうです。

 

金融業界の営業マン(俗にいうアナリスト達)は相変わらず調整という安易な言葉で買い煽っているが、株式も含め彼らのディーリング部門は間違いなくショート一色だろう。来週木曜日13日にはマイナーSQの算出日であり、ここでもひと波乱ありそうである。

 

本日は当然アメリカの雇用統計が重要指標となります。市場予想は7.5%であるが仮に予想通りであっても、5月非農業部門雇用者数が芳しくない場合は大きくドルが売られる展開となりそうです。具体的には失業率7.5%(市場予想通り)の場合は安心感から30銭程度のドル買い、7.4%以下(失業率改善)の場合は70銭程度のドル買い、7.6%以上(失業率悪化)の場合は1円程度のドル売りとなりそうです。

 

来週は96円台を維持できるかがポイントとなります。ここを下回ると今月中には緩やかに93円台まで下落するものと思われます。景況感無き円安・株高は終焉を迎えたようです。