USD/JPY100.23円

週明け現段階でのUSD/JPYの安値は100.23円となり、今週もドル安基調は継続しています。今週はご存じのように金曜日にアメリカの失業率の発表があり、7.5%を死守しなければ現在のレートでは間違いなく100円割れとなります。それ以前に週半ばよりユーロ圏も含めたアメリカでの重要指標が目白押しとなっており、好材料にも小反発となり、悪材料には敏感に反応しやすい展開となりそうです。

 

つまり上昇(ドル高)は鈍く、下落(ドル安)は大きく総じて軟調な動きとなりそうです。個人的には100円近辺でロスカット執行となり、あっという間に99.80円近辺までの下落は十分あると予想しています。問題はその後の買戻しである。100円への戻りが鈍いと、円安・株高の終焉を迎えそうである。反対に今週の経済指標がまちまちでありながら、100円を割れる事なく推移できれば、来週以降は再度102円程度までの戻りが期待できそうである。

 

本日23:00発表予定の5月ISM製造業景況指数予想は50.7であるが、良好な数字の場合は20銭程度のドル買い、悪化の場合は一気に40銭程度のドル売りとなるとみています。本日の想定レンジは99.80~100.55円程度ではないかと思われます。今週は神経質な展開になる為、安易な押し目買いには注意したほうがいいと思われます。