ドル買いの懐疑性

今月10日に100円の大台を明確に上抜けたUSD/JPYであるが、14日時点では101円台でのもみ合いと推測していたが102円台に突入しました。しかしながらアメリカの失業率こそ予想に反して改善しているものの、5月フィラデルフィア連銀景況指数や住宅着工件数は軒並み弱い結果となり、個人的には指標に対していささか疑問を持ちます。

 

某著名CEOも発言してたが、そもそも日本も含めて失業率の算出方法に問題がありそうである。日本もアメリカも潜在的失業者は多く、実際の数字とはかけ離れているのだろう。さて今週末から来週の動きであるが、日本の株高に乗り遅れまいと資金が株に集中しているようだ。今週も国債の金利が乱高下し、週明けの13日もサーキットブレーカーが発動されました。このまま長期金利が高止まりするようであれば、素直にドルの下落につながりそうである。

 

具体的には来週は101円台メインの動きとなり、101円台半ばまでの下落は覚悟しておきたい。今週は再三102円割れがあり、現在のところは買い戻される展開が続いているが、今日そして週明け月曜日も101円台に下落するようであれば、徐々に買い疲れとなりそうである。本日の想定レンジは102.10~102.65円近辺までの推移となりそうです。