ポジション調整に警戒を

期待先行での株高・円安も小休止とみるか?実体経済を慎重に見極めるのか?日本は三連休前、アメリカは四連休前という日程の中全般的に円買い優勢の展開です。

 

USD/JPYは失速気味で午前中こそ底堅く推移しているように見えましたが、一日を通してみると徐々に失速し84円を挟んだ動きとなりました。本日高値は84.45円までとなり、上値の重さが再認識されました。ご存じのようにアメリカの[財政の崖]に関する与野党協議が難航している事もあり、なかなか思い切ってドル買いに踏み切れないようです。加えてスワン豪財務相の昨日の自国通貨高が及ぼす、景気悪化や税収の減少といった発言がオセアニア通貨の勢いを止めています。

 

USD/JPYの下値の目途として83.65近辺で下げ止まる事ができればよいのですが、短期筋の円売りドル買いのポジション調整による動きには警戒が必要です。本日の想定レートはUSD/JPY83.70~84.25円近辺までと考えています。ドルストレートが大きく売られる場面ではクロス円も大きく売られると思いますので、連休前慎重に対応したいと思います。

 

 

 

 

 


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