円売り何処まで

円売りが止まらない。通常であれば金融緩和策発表となれば、その国の通貨が余剰となり売られるのが今までの流れであったが、FOMCの発表を受けて日銀も追随し更なる緩和策に動くとの思惑から円売り一色の展開です。さしずめ、各国の金融緩和セールといったところではないでしょうか?

 

昨日83円台にのせたUSD/JPYであるが、全く抵抗する事なくあっさり上抜けました。本日は83.14~83.68円近辺までの動きとなり非常にしっかりした動きです。次の上値の目途は当然、今年3月の高値84.17円近辺となりますがここから年末に向けて一度は84円到達となりそうです。

 

日本の総選挙は自民党圧勝の勢いであるが、その後日銀の独立性を無視する形で政府が介入してくるか?行き過ぎた介入は他国から非難されかねないと思います。アメリカも国内雇用の更なる創出、すなわち輸出で稼ぐスタンスに変更はみられず、行き過ぎた円安には苦言を呈するものと思われます。ひとまず円安バイアスは強力なようなので、今年は上値を何処まで伸ばせるか期待したいと思います。