円安の持続性

昨日の今頃はこれで材料は出尽くし、ここからはショートポジションをとると名言しましたが、残念ながらもう一段高となりUSD/JPYは軽々と81円を突破しました。本日は80.91~81.27円近辺での推移となり概ね81円台を維持しています。

 

問題は今回の日本発のサプライズ解散での効果が、どこまで持続するかが最大のポイントとなります。しかし皮肉な事に日本の政局が混乱すればするほど、意外と円安の効果は持続しそうな雰囲気です。セルサイドアナリスト達の見解も様々であり、少なくとも来月総選挙までは持続するとの見方や、材料出尽くしとみる人もいて様々です。結果的に多種多様な見解が飛び交うため、誰かが正解となるでしょう。

 

私自身は円安の持続的効果については懐疑的であり、来週半ば過ぎからは失速するのではと考えています。仮に来月まで円安持続となればUSD/JPYは83円を狙うものと思われますが、年明け以降は再度80円近辺で落ち着くのではないかと思われます。

 

上値を狙うと記載し最後に、しかし下値不安もと結ぶ文言は、セルサイドアナリスト達のよくある常套文句であるので、この表現は避けるとして、円安の動きはやはり来週半ばまでと私は考えます。本日はドルストレート81円割れのロングポジションをとりたいと思います。