円全面安

昨日の本邦党首討論の内容を受けて、徐々に円安が加速しました。民主党政権下のもと様々な金融緩和策が取られましたが、いずれもインパクトに乏しく円高基調が続いていましたが、首相の年内衆院解散・総選挙発言が今年最大の円安材料となったようです。

 

当然総選挙において自民党の圧勝はすでに周知の事実であるが、個人的には政治家の権力争いには全く興味がなく、最大の関心事は為替の動向である。自民党が政権を奪取し、日銀に対して今まで以上の金融緩和策を迫るのか?市場はその思惑で現在は円安が進行しているようだが、おそらく今回も長続きはしないと思われます。

 

日本・アメリカ・欧州はこぞって金融緩和策をとっているが、最終的には外交が鍵となりそうです。TPP等にあるように、物事の仕組みやルールを作る側とそれに従う側に分かれ、残念ながら日本は後者に回る可能性が高いと思われます。

 

相場の格言にあるように「噂で買って事実で売れ」という言葉がありますが、今回の円の全面安は何処で決済するかが極めて難しい判断となりそうです。私見ではあるが、この効果は今週までとみています。今日はUSD/JPYを中心に短期ショートを仕掛けてみたいと考えています。