79円に挑む

最新のギリシャ国債の利回りが低下しています。一部報道によると2011年夏以来の水準まで低下し、ユーロ圏離脱の可能性が大きく低下したものと市場はみているようです。ギリシャへの強硬姿勢を貫いてきたドイツも、柔軟な対応をとりつつあり、緊縮財政の妥協点が見いだせる日も近いのかもしれません。

 

すでに市場は思惑を先取りしEURはいとも簡単に102円台にのせています。USDも良好な経済指標を背景に素直にドル買いで反応し、久しぶりの79円台もみえてきました。個人的には今週はこの勢いのまま、一度は79円台にタッチするものと考えています。

 

USDがこのまま緩やかに上昇(円安)となれば、クロス円にも買い安心感が広がり円の全面安の展開が考えられます。週後半から来週にかけてさらに少し買われるのではないかと考えています。残念ながら今週のAUDの80円割れはほぼなくなりました。ここは考えを改め、今日は押し目を積極的に狙いたいと思います。