80.53円

先週末のギリシャ総選挙が終わり週明けから連日円安が進行しています。USDも79円を付ければ一端調整するものと思われたが一気に加速、その後80円を付け今度こそ調整かと思われたが力強い動きとなりました。懸念材料がないわけではないが、市場は楽観的です。

 

本日もUSDは終日80円台を維持しての動きとなっています。とはいえ今日こそはEURの上値は101.10円近辺、AUDは81円近辺までと考えています。一方USDは堅調な値動きとなっていますので、80円近辺まで下落する場合は押し目を狙いたいと思います。

 

皮肉な事に日本の政局不安も円安要因の一つと市場は見ています。EUR諸国は、「ユーロ共同債」や「銀行同盟」等の具体案が議論されようとしています。一方日本は、既得権益拡大及び恒久的維持の為の増税法案(政府は税と社会保障の一体改革とアナウンス)に躍起になっている現状です。例えるなら水不足になり、みんなでお金を出し合い井戸を掘り、出てきた水を飲む。当然みんな喉はカラカラ、まず最初に権力者達がゴクゴクと水を飲み干し、底に残った水を庶民が分け合ってすすりあう。そんな構図でしょう。少々中身が脱線してしまったが、自分の資産は自分で守らなければいけないと最近痛切に思います。