新民主主義党VS急進左派連合

いよいよ週末にはギリシャの再選挙です。現在のところ、僅かな差で新民主主義党がリードとの見通しですが、私自身の個人的見解ではこのまま、僅差での新民主主義党の勝利となるのではと推測しています。

 

新民主主義党も急進左派連合もEUR離脱については否定しており、問題は緊縮財政に関する点が争点となっています。さて万が一急進左派連合勝利の場合は当然、月曜日のオープンレートは大きく窓を開けてスタートとなります。最悪のケースを想定した場合、

 

急進左派連合勝利→緊縮財政案の破棄→EU/IMFの支援策は白紙→再交渉→緊縮財政策の一部緩和→EU/IMFの再支援(当然支援内容も縮小)

 

このような筋書きが想定されます。緊縮策の中身を見直しどこを落としどころとして決着するかが焦点となるでしょう。いずれにしても、急進左派連合勝利の場合は長期戦となると思われ、その間にスペイン、イタリアと問題が山積するものと思われます。本日は様子見ムードとし、月曜日のオープンレートに注目したいと思います。