円高再燃

格付け機関フィッチが昨日、本邦の格付けを一段階引き下げたことで一時的に円売りの流れとなりましたが、昨夜未明に、ギリシャ前首相パパデモス氏の「ギリシャのユーロ離脱の準備が考慮されている」との発言が一気に株売り、EUR売りを加速させました。

 

本日USDは朝方80円を付ける場面もありましたが、滞在時間は短く79円台に戻されました。その後じりじりと値を下げ現在79.38円近辺まで下落しました。当然クロス円も総崩れとなり、EURは一時100.17円まで売られました。週明けEURは今週100円割れと予想し、昨日はそれを修正しましたが、今週は本当に下値の目途が予測しずらいと思います。

 

しかしながら現状では、今週は辛うじて100円台を維持してクローズするのではと思っています。今日は非常に予想しづらいですが、USDは79.20~79.55円近辺、AUDは77.15~77.80円近辺までと考えています。最も要人発言には要注意であり、その内容によっては大きく一方向に動く可能性がありますので警戒が必要です。