年末にかけてEURが大きく売られ、遂に99円台に突入しました。ここ数年を振り返ってみますと、アメリカの大幅な金融緩和政策によりしっかりとした円高基調が続きました。昨年前半までは、USDの下落イコール各通貨の下落が鮮明でしたが、年後半からはその動きが若干変化してきました。
しかしながら今年はEURが早期に100円台に戻らない限り、緩やかなEUR安イコール各通貨の緩やかな下落というストーリーも頭にいれなければいけません。USDもだらだらと値を下げ76円台となっています。この水準であと1円程度ショートすれば、日本はまた年明け早々介入準備が必要となり、市場心理が一層冷え込むでしょう。
オセアニア通貨が総じて堅調でありますが、年明けはぐっと我慢して少し弱含んだところでUSD及びAUDのロングから今年はスタートしたいと思います。